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2006.05.12

泥棒の原理

人間の本性を語るのに「泥棒の原理」ほど的確なものはありません。
「泥棒の原理」とは、泥棒が盗みをしておいてから、誰よりも大きな声で「泥棒だ!捕まえろ!」と叫ぶことです。別にふざけているわけではなく、真剣にそう叫ぶのです。
汚職をする者を誰よりも腹立たしく思うのは汚職をしている者です。
電車の割込み乗車を最も口汚く罵るのは、割込み同然のことをしていながら、自分はやってないと思ってる者です。
人間は、自分がすること(したいこと)を他の者がやると怒るのです。
つまり、自分だけは何をやっても許されると、当然のように思うのが人間なんですよ。

賄賂や天下りのニュースがあるたび、「自分だけ良ければいいのか!?」「世の中間違っている!」と怒りをあらわにする人はよくいますでしょう。
私は全然。だって、その立場にあれば、私だって絶対やりますから(笑)。
大事なのは、誰でもやるはずのことで、好ましくないことなら、出来ない仕組みを作ることなんですよ。
学校での教師による女生徒へのセクハラだってそうです。やれる状況だったらやるのが当たり前じゃないですか?それを前提に対策しないと何の成果も出るはずがありません。

現時点では、自分がやるとは思えないような犯罪や非道な行いも、絶対にやらないという保証はありません。誰が言ったのか忘れましたが、「俺にだって気が狂う理由くらいあるさ」ということだと思います。
普通の犯罪者(?)であれば、それを見たら、自分の一面を見ていると思えるようになったらだいたい理解が進んだと言えると思います。

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