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2006.05.29

死せる魂の芸術

芥川龍之介の「地獄変・楡盗」(新潮文庫)を買った。
私は長い間、日本文学に興味がなかった。三島も芥川も太宰も自殺し、夏目漱石も若くして神経衰弱にかかり、最後は49歳で病死。なんとも暗い(笑)。

しかし、最近、共同幻想論の吉本隆明氏(詩人、思想化)の本で、彼らが揃って幼少の頃、異常な環境で育ったことが、生涯に渡り影響し、むしろそれを克服しようとする努力が芸術作品となったという話を読み、それもあるかなと思う。
それどころか、唯幻論の岸田秀氏(心理学者)によると、三島由紀夫などは、完全に精神が死んでいたらしい。その説明もたっぷり書いてくれている。いや、芥川も太宰も、似たような状況であったと思える。
そうなると私も興味が沸く。死人の書いた文学は是非読みたい(笑)。
もともと「地獄変」には興味があった。天才絵師良秀が凄惨な体験の中で地獄の絵を描くこの話は、仲代達也氏が良秀を演じた映画があり、これを見た覚えがある。仲代の良秀は良かった。で、DVDが出てないかと思い、アマゾンで検索すると・・・あった!と思ったが、よく見ると、「援助交際撲滅運動 地獄変」(笑)。主演、蒼井そらって、あのAV女優の・・・って、決して詳しいわけではない!(^^;;
だがいま、パウロ・コエーリョの「星の巡礼」を読んでいるところだ。面白くなければ芥川の方を読もうと思ったが、結構面白い。
無意識に三島由紀夫の「葉隠入門」まで買ってしまった。まあいい、読書の夏である(?)。

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