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2006.05.01

私の中のよからぬモノ

サントリーの飲料水「DAKARA」のTVCMで、小泉今日子が

私の中のよからぬモノが ♪ ジョジョビジョバ~ ジョビジョバ~ ジョジョビジョバ~ ♪

と歌う衝撃的な(?)ものがある(「体内ブルース」というらしい)。
40歳とはいえ、いまだ可愛いキョン^2のイメージを崩しかねないのだが、私はこのCMは女性にウケルと思う。
「私の中のよからぬモノ」とは何であろう。もちろん、ここでは健康に悪い体内廃棄物等を指しているのだろうが、憎しみや嫉妬などの精神的なものを連想するかもしれない。
しかし、実は無意識の中で最も根深い「私の中のよからぬモノ」とは、なんと「子供」である。妊娠した女性につわりという現象が普通に起こると思われているが、あれこそ、このCMの小泉今日子の「ジョヴァ~」という気色悪い声と表情で表すものである。
実は、つわりというものを知らない民族はかなりある。いや、日本人でもアメリカ人でも妊娠してもつわりを経験しない人はいる。

つわりは嘔吐であり、「私の中のよからぬモノ」である赤ん坊を吐き出してしまいたい願望を表しているというのが、近年、見直されつつある、心身医学の父ゲオルク(ゲオルグ)・グロデックの断定的な考えである。
なんと、多くの女性は、実は子供を欲しがっていないという強い意識を持っている。
分からぬでもない。子供ができると体型は醜くなり、軽やかさもなくなる。そして、何と言っても自由は大幅に制限される。それは、子供が一人前になる、少なくとも十数年は続く。
一方で、「母となる喜び」も確かに大きいが、それはその人の持つイメージ次第であり、キリスト教圏では、聖母のとても素晴らしいイメージがあるが、日本ではさほどでもない。当然、日本人のつわりの強さはアメリカ人以上である。
「あんたを産むときはつわりがひどくて・・・」としみじみ語るなら、その母親はその子を愛していない可能性が高い(出産後に可愛くなることもあるが)。
まあ、そもそも、母の愛というのは巨大な幻想であるという説もある。

救いようのないことばかり書いたが、要は、親子関係というものを、旧来の欺瞞に満ちたものから変えていく必要があるということである。
母の愛は決して海より深いわけでないが、そのような幻想に頼るよりも良い親子関係を築く方法は必ずあると思う。

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Comments

CM 見ました。あまりテレビ見ないもので今頃。
小泉今日子みたいになりたいです。

私も子供欲しくない派です。自分に可能性がある!って思ってるうちはこのままな気がします。

Posted by: lemoco_layco | 2006.05.11 09:16 PM

キョンキョンいいですね^^
彼女に関しては、多少年を取ってからの方が好きです。
私がすっかり傾倒している心理学者の岸田秀さんによると、人間は絶対に子供を作るのに向いていないそうな・・・^^;
1日の大半の時間を15年もかけてたら、夢の実現も大変ですね。

Posted by: Kay | 2006.05.12 09:54 PM

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