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2006.04.20

エスと芸術

これは芸術にも大いに関係するが、人間というものは無意識に潜むエスに動かされている。
エスのやり口はあまりに見事であるため、しばしば神秘めいており、実際、我々の中に神がいると思われたり、無意識の中の神に願いを伝えれば叶うという大誤解をした者もいたかもしれない。
しかし、エスがそうそう自我の都合の良いことをやるわけではない。
本日、オリックスの清原選手が「またも」死球をくらって病院に行ったが、清原選手のエスが繰り返し死球で怪我をするよう仕組むには訳でもあるのだろう。

正直な芸術家は、自分の腕前よりも無意識が描いた時の方がうまくいくようなことをよく言う。岡本太郎さんは「苦労した絵より、勝手にどんどん進んでいった時の方が絶対に良い」と言ってたし、横尾忠則さんなども「何ができるか自分で楽しみ」な時に良い作品になるし、最近では、ちゃんと無意識に描かせると言っておられるようだ。
漫画家の水木しげるさんも、20年くらい前、つまり65歳くらいから妖怪を描くのが快感になったと言い、描いている時は無意識になるようだと言う。
これらは、無意識の中のエスの活動を表している。
しかし、エスは自我の思惑など、全然意に介さないことが多い。思いもかけないことでも、本当は自分が望んだからエスが起したようなものなのだけどね。

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Comments

確かにエスが公然と表現されても許される唯一の世界が芸術なんでしょうかね。現実的であることを必要としませんから。

Posted by: 窓際の文化人 | 2006.04.21 at 11:48 PM

そうですね。宗教家同様、芸術家は「公認の嘘つき」ですので。

Posted by: Kay | 2006.04.22 at 01:38 AM

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