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2006.04.11

魔法の読書

「魔法の読書」というのは、伊丹十三(映画監督)さんが、岸田秀(心理学者)さんとの対談集の中で使った言葉で、「それを読むことで力を得る」ことを期待する読書のことだ。
みなさんも、単に面白いからではなく、何か武器を身に付けるような気持ちで本を読むこともあると思う。伊丹さんもそうだが、ビートたけしさんや、ジャイアント馬場さんのような「異常な読書家」というのはそんな傾向が強いと思う。
ところが。世の中には、一見、力を得られそうで、実は力を失くしてしまうような本の方が多い。ジョセフ・マーフィーの成功法則や、それを元にしたような「なぜか幸運に恵まれる」とか「お金もカレも思いのまま」といったような本といえば、心当たりがあるかもしれない。
最近では、日本一のお金持ちとかいう方が、もうこれは、読んだ人から根こそぎ力を奪うような本を「これでもか、これでもか」というばかりに出しまくっている。推測だが、彼は自分でも気付いていないと思うが、この国への恐ろしくも深い恨みを持っているのだと思う。
力をくれる本というのは、決して心地よくなく、奇妙なことが書いてあると感じるのが普通だ。

20060410

絵を描きました。
クリックすると、大きな絵が出ます。

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