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2006.04.12

何を願ったか?

井上昌己さんの「Up Side Down -永遠の環-」という歌に、驚くべき真理が込められているのを見て驚いたことがある。(作詞は古賀勝哉さん。作曲は井上昌己さん)。

人は心に描いたとおりの
自分になってゆくものらしい
だから予期せぬ出来事でさえ
私が望んでいたことなんだろう

この歌は、TVアニメの「怪盗セイント・テール」(原作は立川恵さん)のエンディング曲だったが、そこでは2番の詩が使われていたので、1番の詩であるこの部分を聴くことはなかった(1番では、この他に「あの日、名前も知らない人の隣で今夜眠っていたりするだろう」など、あまり子供向けでないせいと思う)。

この詩の恐ろしさが分かるだろうか?
前半2行だけなら、アール・ナイチンゲールという成功ビジネスで大儲けした人が営業用のキャッチ・フレーズにしていたもので、一般大衆好みの表現である。
しかし、重要なのは後半2行である。

ひどく悲惨な出来事に逢った時でも、それは自分が望んでいたことであるというわけである。
ただ、注意しないといけないのは、「私が望んでいた」と言っても、それは表面的な意識ではなく、無意識に望んだことである。
大事なものを失くした、恋人に捨てられた、病気になった、大事なところでヘマをした・・・これらは、無意識に望んだことである。
そして、現実になりつつある「心に思い描いたとおりの自分」。それも実に無意識が描いた自分である。それがどのようなものであるかは、あなたの表面の心には全く想定外のものであることは確実である。
「願いがかなえばいいのに」とか言うけれど、人の願いは全て確実にかなっているのである。今のあなたの状況。それこそが、あなたの願いがかなった姿である。

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