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2006.04.15

フロイトにハマる

私は、今年に入ってからフロイトに凝りはじめた(笑)。
きっかけは、本田透氏の「萌える男」(ちくま新書)からだ。「萌え」こそ、現代における最も重要な思想と思っている私には興味を惹くタイトルであった(笑)。
それはベリィ・グッドであった。そして、その中で紹介されていた岸田秀氏の唯幻論なる思想を知り興味を持った。書店をふらふらしてたら「唯幻論物語」(文春新書)を見つけて購入する。これは、岸田氏の最も新しい本と思うが(2005年出版)、岸田氏の最初の本であり、代表作とも言える「ものぐさ精神分析」(中公文庫)は1982年の出版である。
岸田氏の考え方は、基本的にはフロイトと同じとご本人も書かれている。
私は、フロイトは古いポンコツで、ユングこそ新しいと大誤解をしていた。そもそもフロイトをまともに読んだことがないのに、勝手なことを書く著作家にすっかり騙されていたようだ。一種の洗脳であった(笑)。
岸田氏は、フロイト以降の心理学・精神分析学で、フロイト以上のことはほとんど言われていないと断言する。岸田氏の本はどれも極めて面白いので、片っ端から読んだが、その中でフロイトもある程度分かるようになった。
ただ、岸田氏の本ほど、再読の意欲の沸かない本も珍しい。ただ、それは、非常に分かりやすいので、一度読めば十分理解できるからである。
もちろん、岸田批判も聞くし、岸田氏の言い分でも全て納得する訳でもないのだが、私がかつてその洗脳理論で注目していた岡田斗司夫さんが書かれていたように、岸田批判をする人は大抵岸田さんの本をちゃんと読んでいないのだと思う。
世間常識からは突飛であっても、特に法外なことは書いていないし、岸田氏の頭の良さには驚くこともあった。
以前はかなり凝っていたコリン・ウィルソンはもうどうでもよくなった。ウィルソンは大変に頭の良い人と思うが、かなりいい加減な人ではあると思う。岸田氏の本を読めば、ウィルソンは逃げ出すのではないかと思う。ウィルソンは、あるところまでは素晴らしいのであるが、あるレベルまでくると神秘思想に逃げてしまい、結局、何も分からないというところがあると思う。
さて、唯幻論を堪能したら、次は本家のフロイトを攻めたくなるのが人情である。「自我論集」(ちくま学芸文庫)に挑むが、さっぱり歯が立たない(笑)。多分、翻訳がダメなのだと思う(をい)。半分冗談だが(半分本気かよ)、とりあえず、もっと簡単なところや、フロイト自身について知識を得る読書に切り替える。
私がフロイトで最も興味があるのは「エス」に関してであるが、この概念はドイツの医師グロデックから得たらしい。さっそくグロデックを調べたら、なんと岸田秀さんが翻訳した本があった。「エスの本」(岸田秀、山下公子訳 誠信書房)である。これは強烈な本だ(笑)。あまり誰にもお薦めしない(爆)。

私は、フロイトの基礎は習得しておいて損はないと思う。それどころか、これを知らないと、随分無駄な努力をすることになると思う。
ただ、学校で教えることはお薦めしない。学校の先生はヘンな人が多いので(笑)、どんな馬鹿な教え方をするかと予想したらあまりにお寒い。そもそも、フロイト理論から最も人を教えるのに向かない人間が教師をやってるような気がする・・・いえ、独断である(笑)。

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dfsh

Posted by: erdt | 2006.04.15 11:17 AM

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