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2006.04.17

人を嫌うことは案外恐ろしい

よく「病は気から」といい、心が原因で病気になるのではないかという考えがあるが、私も経験上そう思う。
医学にも、心身医学といって、心や社会面も考慮に入れて医療を考えるというものがあるようだ。
トム・クルーズやジョン・トラボルタが入信していることで有名な宗教団体サイエントロジーでは、「ダイアネティックス」という精神や身体に関する理論があり、書籍で読め、私は擬似科学でしかないとは思うが、面白い点も多い。ダイアネティックスでは、病気の75パーセントは心因性であり、実際はそれ以上かもしれないとされていた。
NLP(神経言語プログラミング。これも擬似科学とする意見がある)の創始者リチャード・パンドラーは、著書に、「我々は病気は全て心因性と決めつけている」と書いていた。

フロイトにエス(心を動かすエネルギー)の概念を与えたドイツ人医師グロデックによれば、全ての病気はエスが作っており、当然全て心因性であると言う。器質性の病気も心因性であり、さらには事故でさえエスが起こす心因性であるとする。
そういえば、ダイアネティックスでは、全てのエングラム(人間に逸脱行為を起こさせる精神的原因)を取り除きクリア(完全な人間)になると事故にも遭わないらしい。
ダイアネティックスでは、フロイト理論では無意識に押し込められた抑圧と同じようなものをエングラムと言い、エングラムが人間に作られる過程の考え方が独特なのであるいが、それを除けば案外合理的である。ただ、この理論をいきなり主張するトム・クルーズにはいささか問題があると思うし、実際、この点でクルーズは批判されている。

私の周りにも、重病になったり、事故で大怪我、あるいは死亡に至ったケースもあるが、私としては、案外予感があった。中には、私に尋常ならざる嫌悪感を持っていた者も確かにいたが(こんなに可愛いのに・・・)例外なく悲惨なことになっている。他人をそんなに嫌うものではないと思う。
私はあまり一般的な固定観念に従わないところがあり、それがどうにも我慢できない人が必ずいるようだ。岸田秀氏の唯幻論によると、共同幻想という妄想を共有していない人というのは、自我にとっては脅威であり、存在してはならぬものらしい。
たとえば、美大を出るようなのは最も芸術家には向かないと私は思っている。美大を出て、有名な画家に師事してという生活を送り、人を感動させる作品が作れるわけがない。せめてサラリーマンを20年以上やりながら芸術活動を続けるような人の方が見込みがあると思う。ただ、上手い絵が必要な分野では美大の存在意義もあると思うが、それは芸術とは何の関係もないと思う。

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Comments

実はダイアネティックスを受けたことがあります。
治療に関しては本に書いてある通りで、繰り返し出来事を話すことで実際にトーンが上がり、元気になる体験が出来ました。
理論的には検証の余地があるのではないかと自分も思いますが、いちおう効果はかなりあったことをお伝えしたいと思い、コメント致しました。

Posted by: jn | 2009.09.04 10:49 AM

★jnさん
無意識にある抑圧を顕在意識に引き出して自覚すれば症状が改善するというのは、精神分析学でフロイトの時代以前から知られていたことで、特にダイアネティックスの技術というわけではありません。
精神分析学とダイアネティックスの比較をやっている暇がありませんので、何とも言えません。

Posted by: Kay | 2009.09.04 09:56 PM

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