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2006.04.22

エスの神秘

私は最近、「エス」に凝りはじめた(笑)。
エスとは、無意識に潜む我々の常識を超えた知恵やエネルギーを持つ何かで、フロイトにより世に知られるようになったが、最初にこの概念を示したのはドイツの医師グロデックだ。
グロデックのエスはフロイトのエスとかなり違い、実際、フロイトがエスについて彼流の概念を発表した時はグロデックは怒って抗議したらしい。

さっき、たまたま1969年製作の英国テレビドラマ「謎の円盤UFO(原題:UFO)」をDVDで見ていて、エスの力を示す例に出会った。このドラマの製作者はそんなこと意識してもいないかもしれないが、実に見事なお話であった。
このドラマは、早い話が、地球侵略を目論む宇宙人と地球防衛組織シャドーの戦いである。人類より数百年進んだ宇宙人は、ある作戦をしかけてきた。そのため、シャドーは危機に陥る。シャドー司令官ストレイカーは、なぜか10年程前のビデオを思い出し、それを再生する。そのビデオに今回の危機を打開するカギがあるように思えてならなかったのだ。
部下が「このビデオにそんなものはない」と言うが、ストレイカーは、「ほんの1語か2語なんだ」と言う。ビデオの中で「火の玉」という言葉が話された時、ストレイカーは「これだ」と思う。宇宙人は、隕石を利用し、通信妨害装置をしかけたのだ。「火の玉」から「隕石」が連想されるのだ。
ストレイカー自身の知性は、何も分かっていないのに、エスは分かっていた。それをストレイカーに謎めいた方法で知らせたのだ。
エスは、このような連想遊びのようなことをよくやる。しかし、その知恵や力は凄いものである。このドラマのようなことは実際にあるし、クロデックはエスの意図を読み解くことで、難病を治したりもした。
エスを知れば、世界や人間に関するいろんな謎が解けるだろう。そして、芸術の秘密も分かるかもしれない。

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