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2006.03.10

正体の分からない相手と付き合う方法

西洋人と付き合う時、よく「同じ人間なんだから心が通じないはずがない」などと言う者がいる。とんでもないことである。
日本人同士の同年代同士でも、仲良くするコツは、相手は自分とは違う人間であることを自覚し、その違いを尊重することである。男女間ならなおさらである。
友達付き合いが下手な者の多くは、母親にべっとり構われて育ち、自分とは違う人間が存在することをいまだ分かっていない場合が多い。母親は自分のコピーのようなものであるから(実際は自分が母親のコピーなのだが)、気を使わずに済むが、これが他人だとそうはいかない。昔、モテない男を登場させて見世物にするようなテレビ番組があったが、モテない男を見ていると、相手の反応などお構いなしに、自分の趣味について語り続ける男ばかりであった。

外国人であれば、東洋人であっても、精神的には全く異なる人間と感じることが多い。しかも、相手がかなりこちらに合わせてくれていると思われる場合でもそう感じる。
これが、西洋人であれば一般的に差異はもっと大きいのであるから、同じ人間として扱ってうまくいくはずがない。
あまりに蛇足だが、もちろん同じ部分もある。腹が減るとか、働くと疲れるとかいった当たり前の部分である。なぜこんな余計なことを書くのかというと、おかしなことに、日本人は、これら当たり前の部分が共通であると考えていないような雰囲気があり、精神的な面で違いがあってしかるべき部分での差異を無視するような傾向があるのではないだろうか?これはいまだ、西洋人コンプレックスが強く、恐れを持っているからである。冷静さがなければとんでもない思考をするのが人間である。
西洋人コンプレックスについていえば、いまだよく使われる「日本人離れした」という表現に端的に現れている。これは、身体的特徴やボディランゲージ、リズム感についての西洋人の優位を表しているが、なぜ西洋人のこれらの特徴を美的と感じるのであろうか?考えてみれば何の根拠もないのである(西洋式スポーツには、手足が長い方が有利な種目が多く、一時期これだけの理由でも日本人が苦戦したことに関しては「日本人離れした」プロポーションへの劣等感はあったと思えるが)。卑屈さも大概にしたいものである。

差異を認めた方がうまくいくケースとしてこういったものがある。
男性は、結婚相手に若い女性を求める傾向が強いが、日本人の場合、10歳差くらいが案外苦労するらしい。しかし、20歳以上違うと、かえってうまくいく。
これは、10歳差だと、見かけの差はさほどでもないし、あったとしても慣れる範囲である。よって、お互い、同じような人間だと思って生活するが、現実にはジェネレーションギャップはかなりあり、時間が経つほどに顕著となる。恋人同士時代に気付く場合もあるが、恋人時代はお互い、相手に合わせようと努力する場合が多い(特に年長の男性はそうである)ので、あまり問題にならないのではないかと思う。また、恋人時代は、お互い多少違っている方が楽しい部分もある。
ところが、20歳も30歳も違うと、最初からかなり異質の人間であると認識しているので、ことさら後で困惑することもない。

SMAPの「世界に一つだけの花」といったヒット曲があったが、個性的で人それぞれ違う部分というのは、相手にとって都合が悪かったり、時には迷惑な部分もあることを理解しないと、そんなに良い歌ではないことになる。

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