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2006.03.05

狂気がなぜ生まれるか?

人間というのは、エスカレートするようにできている。
学校内で暴力団まがいの罵倒をしたり、暴力を振るう教師がいる。カラクリはこうだ。最初は、言うことをきかない生徒に、ちょっときつめの言葉を使う。その時は「言い過ぎかな」と思うが、「このくらいはいいか」と自分で納得する。同じレベルのきつさでは、教師の方でも刺激(や快感)が薄れ、「このくらいはいいか」の激しさは増して行くのだが、自分はその都度納得するので、さしてきついとも思っていない。しかし、初めて見る者から見れば、正真正銘の暴力団である。
会社で、社長が幹部に冷酷なほど厳しい場合も同様である。自分ではさして厳しく言っているつもりはないが、それはだんだんエスカレートするのに自分は納得している。尚、怒られる方は納得するということはなく、やがて「社長は変わってしまった」と思うようになる。
これはあらゆる場合にあてはまる。家庭内で厳しすぎる父親。逆に、親にきついことを言う子供。
ところで、こういったことは、閉鎖された場合に起こる。狭い中にいると、自分を甘やかすことを制限するものがなく、自分の都合で納得するうちに、最初は非日常的なことも日常化する。そして、いつのまにか狂気が支配するものである。大方の学校は間違いなくそうである。言うまでもなく、官僚などは典型である(「このくらいの不正はいいか」が日常化し、エスカレートする)。
優れたリーダーは、このことに気付いているので、グループを固定せずに、例えば職場転換を頻繁に行う。あるいは、自主的に転職を繰り返して狂気を避けている者もいる。
閉塞されることが狂気をはびこらせる。当たり前のことである。

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