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2006.03.04

荒川静香フィーバー(熱狂)の陰

当然と言っては当然だが、荒川静香への熱狂が凄い。
一般大衆も権威もVIPも、女王様に対するようにひれ伏している。
これを見て私は、無名の研究者であった田中耕一さんがノーベル賞を受賞した時のことを思い出す。しかし、彼はスター扱いには慣れなかったが、荒川はスターである。
日本で唯一のメダルを金で獲得した晴れがましさ、カッコ良さ。連日の式典、インタヴューでは英雄として扱われ、彼女が演技で使用した曲を収めたCDは売れまくり、誰もがイナバウアーのポーズを取り(笑)、CM・アイスショー出演のオファーは殺到し、ある新聞では年収12億円が可能とまで書かれる。

ただ、私は荒川のこのような栄光を見ると、どうしても村主を思い出す。あくまで私の人格レヴェルでの話だが、あの(荒川の)立場がもしかしたら自分のものになったかもしれなかったと思うと、嫉妬に狂うはずである。
ソルトレーク五輪では、1つの出場枠を荒川と争って勝って出場し、5位に入賞した。2005年末の全日本選手権では、絶望的な状況から復活し、荒川も、そして、既に世界一とまで言われた浅田真央にすら勝って優勝し、堂々の代表選出。
しかし、一番いいところを荒川に持っていかれた。自らも4位という好成績でありながら、荒川とは差があり過ぎる。なんといっても村主にとって荒川は大学の後輩であり、負けられないライバルである。二人が練習中に靴が接触してしまうトラブルが起きても、お互い無視していた。最近はそうでもないらしいが、不仲は有名らしい。

察しと思いやりが日本の伝統である。村主のことも考え、もっと控えめにしてはどうかと思う。荒川の晴れがましさが村主を苦しめないとは思えない。これは、村主が実際にはどうかということはあまり関係がない。私同様、ほとんどの者が村主の立場ならやってられないはずだ。この理由だけで配慮するに足る十分な理由になると思う。

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