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2006.03.27

悪い男はなぜモテるか?

前回にも少し書いたが、昔から悪い男がモテるという話がある。
しかも、清純可憐な乙女がなぜか悪い男に夢中になるという不思議なことが多いのだが、その訳は謎とされている。

まあ、信憑性ということになると、あまり単純に信じない方が良い。
清純可憐な少女がワルに惚れるというのは印象深い話なので、実際にはごく稀であっても、よくある話であるかのように誤解されることも考えられるからだ。
丁度、「子供ができずに養子をもらうと、なぜかその後に子供が出来る」という風説もあるが、統計調査を行うと、そんなことは決してないそうである。

ただ、ワルというか、少々、世間の基準から離れた男がモテるというのは本当と思う。
若い男性タレントを売り出す時に、多少不良っぽい雰囲気にしたり、カッコいいワルを題材にした映画や小説、漫画が多いのもその証拠であると思う。

そして、その訳もちゃんと説明できる。
清純可憐・・・というか、真面目な女の子というのは、日常を自分の知識で理解できる範囲で過ごしている。つまり、普通の意識だけで暮らしているわけで、結果がある程度予測できる範囲内でやっているわけだ。
これは、「どうなるか分からないけど、ためしにやってみる」とか「危険な感じがするけど、面白そうだからやってみたい」といったことはほとんどしないということである。
そして、実際の話、危険なことをするのはやはり恐いのである。
これは、無意識から来る欲求をことごとに退けている状態である。
ところが、実は生命力というのは無意識の中に沢山あるのである。それをいつも無視すると、生命力が枯渇してくるのだ。
毎日同じことをやっているとうんざりしてくるのがその証拠の1つである。親に監視されたような生活を送るお嬢様が狂いそうな気分になるのはそのためである。
人類は、祭りというものを発明し、定期的に常軌を逸したことをやることで、人々の生命力を補充させてきた。
しかし、現在の都会では、祭りもないし、あってもさほどクレイジーなことはやらない。

真面目な女の子は生命力が低下するのであるが、ふと不良を見ると、これが生命力に溢れているように見えるのである。断っておくが、本物の不良の場合だ。カッコだけ不良で、群れてコンビニの前でヤンキー座りしてるにーちゃんはもちろん魅力はない(笑)。聞けば、今の「不良」はインネン付ける相手は老人か身障者ばかりだそうだ。
しかし、本物の不良は、生命力を求めた行動をしている。無意識の要求に素直で、学校が嫌なら堂々と一人でサボるし、スピードが好きならバイクをぶっ飛ばす。身体を鍛え、勝つか負けるかは分からないが、強そうな相手にケンカを売る。
こういう、無意識の生命力を普通に取り込んでいる存在を見ると、真面目な女の子は自分も生命力を高めたいと感じるのである。しかも、自分もやりたいが恐くてできないことをやっている姿には当然憧れるわけである。

しかし、モテる男になるのに、別に不良をやる必要はない。ごく若いうちは他の手段もないだろうが、要は安全コースをとらず、あやうい状態に耐えていれば良いのである。
昔の中森明菜の歌にあったように「危なげなあなたしか、もう愛せない」と思われれば良いのだ。

尚、芸術の極意もまた、無意識の生命力を取り込むことである。ピカソやゲーテが老齢になってもモテたのは、お金持ちだったこともあるが、無意識からの生命力を普通に発揮していたことと関係があると思う。岡本太郎さんも大変にモテたようである。

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