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2006.02.22

王監督に恥をかかせるわけにいかない?

イチローの「王監督に恥をかかせるわけにはいかない」の言葉に感動した人もいれば違和感を感じた人もいると思う。私は違和感が強かった。
「恥をかく」というのは、日本に対してだろうか、あるいは、海外に対してであろうか?
日本人相手ということも含まれるとは思うが、おそらく海外に対してという意味が強いように思う。
しかし、仮に日本チームが散々な成績で終わったとして、海外の誰が王監督を馬鹿にするというのだろう?もちろん、イチローの能力がダメだったとも思わないだろう。単にチームが弱かったか、運がなかったと思うに違いない。正直、現役時代ですら、海外で王貞治が有名であったとも思えないし、ましてや、いまどき王貞治を知っているのは海外では余程の通であろう。さらにいえば、王貞治が仮にイチロー並に有名人だとしても事情は変わらないはずだ。

多分、MトケイヤーかJハルペン(共にユダヤ人を名乗る著作家)の本で読んだのだと思うが、日本は恥の文化と言われているそうである。日本のマスコミが、海外の有名人が何か失態をしたのを「恥を忘れた」と書いているのを見て、ユダヤ人が「日本人以外は恥なんか気にしないさ」と笑うというものであった。
日本では、中学生でもスポーツの試合で負けると恥ずかしいと感じる場合が多いようだが、米国あたりの中学生に言わせると「自分がベストをつくしたんだから恥ずかしがる必要なんかないさ」となる。
ただ、この「恥かしい」という感情も反発力になるので、どっちが良いとも言えないと思う。

いかに大リーガーでも、やはりイチローは日本人だなと思うこともできるが、イチローの発言は案外別の面もあるかもしれない。しかし、これは私の持論である「他人の言動の原因の予測は百パーセント外れる」の通り、本当のところは分からない。
それでもあえて言えば(言うな?)、イチローは日本人らしく振舞わざるをえなかったのではないか?そもそも、イチローは松井に「俺達が出るわけにはいかないな」と言ったそうな。
WBCに関しては、イチローの一連の発言や記者会見での異常なはしゃぎようは、やはり不自然に感じる。
何か、WBCに賭けざるを得ないイチローの苦しさが見えるように思う。

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