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2006.02.01

成功本の正しい読み方

書店に行けば、啓発書などのコーナーに「成功」や「自己実現」を扱った本が沢山あるのをご存知と思う。
そこに書いてあることを実践すれば、成功したりお金持ちになったりできる秘伝が書かれているものだ。
しかし、現実には、それらの本を読んだ者の中で実際に成功した者の割合は恐ろしいほど低いはずだ。ほとんどの本は、忠実に実践する限り失敗はないような書きっぷりなのだが・・・(笑)。
今回は、これらの本の有用性をくどくど述べるのではなく、役に立つ読み方を紹介する。
実業界や芸術界等で実際に成功した人の書斎や執務室に入ることができた時は、私は書棚に注目してきた。すると、必ず1冊、成功法則やあるいは語録のようなものが見つかる。
統計を取るほどの数ではないので、正当性を主張はしないが、ほぼ確信できることがある。
ハイレベルな成功者(資産数億以上)は1冊しか持たない。そこそこの成功者(年収は1000万~2000万程度と思われるが、いかにも有能そうなタイプ)では数冊を所有する。逆に、成功本を山ほど持ってるようなのは絶対成功しない。

これは理屈で考えても正しいと思う。
例えば、ナポレオン・ヒルの「成功哲学」という世界的ベストセラーがある。しかし、あの分厚い本を読み通すのは大変な上、1回読んだくらいでは内容の3割も掴めないだろう。また、これは理解が足りない場合かもしれないが、1冊の本の中にすら矛盾するように思える部分はどんな本でも必ずある。この1冊でも10回、20回と読まねばならないはずだ。
まして他の著者が書いた本なら、やはり相互に主張が異なる部分があり、それを融合させるような理解に至るのは大変である。
つまり、沢山の数の成功本を読めるのは、役にも立たない読み方をしているか、単に暇なのだ。成功するような人は、成功本を読むような暇はほとんどないのである。

言っては悪いのだが、ネット上で呆れるほどの数の成功本を紹介している人をよく見るが、彼らは成功とは程遠いはずだ。そして、そんな者達のアドヴァイスを聞く者にもほとんど見込みはないだろう。

ついでに言えば、ナポレオン・ヒルは本をどれだけ理解しても成功できないと思う。高価なナポレオン・ヒル・プログラムというのがあり、それを使わないとダメなのだろうが、私はそれを使ってもおそらくダメだと思う(それで成功した人の話など聞いたこともない)。

私がお勧めするのは、

(1)派手な表紙や軽い雰囲気の表紙の本は避ける
(2)分厚い本も避ける
(3)何冊もの成功法則本を書いている著者のものも避ける
(4)ある程度古い(初版から半世紀以上)
(5)別の成功本の解説書的なものも避ける
(6)文章の上手い著者(小説家全般)の本も避けた方が無難
(7)成功法則の専門家の本も避ける
(8)ライン教授の超能力実験等を肯定的に書いてあるものも避ける

の条件に合うものを1冊だけ選び、擦り切れるまで読むことだ。同じ本で飽きるというなら読まなくて良いではないか?志が無いというだけの話と思うからだ。
これで成功した人なら沢山いると思う。

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