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2006.02.25

仮面ライダー1号変身ベルト

バンダイから発売される、初代仮面ライダーの変身ベルトが評判のようだ。
1974年に登場したというから30年以上前のヒーローだ。販売されるベルトは、ウエストサイズが85~110センチ、価格は約3万円。当然、大人用で、当時、夢中でテレビを見ていた30代後半から40代がターゲットとなる。
バンダイでも予想以上の反響に驚いているという。
家族に内緒でローンを組む構えのお父さんもいるらしい。

では、この変身ベルトを手に入れた後、どうなるのだろうか?

興奮は一瞬だ

その後、興奮を持続させようと虚しくあがくだけである。
妻子がいるなら、買っても絶対に見つからないように。ましてや見せびらかすなんて絶対にやってはならない。
別に変身ベルトに価値が無いとか、そんなものを欲しがるのは馬鹿だというつもりは全然ない。これを欲しがるおじさんを馬鹿にする人だって、それに負けないほど馬鹿げたものを絶対に欲しがるものだからだ。
ただ、その価値を共有していない相手に、その価値の理解を求めては絶対にいけないと言ってるだけである。そうしないと、せっかく3日は持つかもしれなかった興奮が数時間、あるいは数分で終わってしまうからだ。

これを手に入れることによって「あるもの」が得られると期待したのに、それは裏切られる。だが、彼は絶対に懲りない。

「スタートレック」で、ミスター・スポックが、恋焦がれた女を手に入れた男にこう言った。「どんなに欲したものであっても、手に入れてしまえば・・・さほどでもなくなる」
これはむしろ控えめな言い方である。普通は詐欺にあったような気分になる。「こんなはずじゃなかった」と(認めずに必死でごまかそうとはするが)。

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