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2006.01.14

自殺の本当の原因

昔、子供とのチャンネル争いに負けて自殺した父親がいた。みんな馬鹿にしたが、実はあれこそが自殺の原因を明確に表した例なのだ。正義のため、天下国家のため、愛する人のための一見荘厳な割腹自殺や殉死も、実は全く同じなのだ。
自殺の原因は人生への絶望と言われることが多いが、これは嘘だ。人間は無力感から自殺するのである。
無力感と言っても、無力を決定するのは自分である。結構な難関大学に受かりながら東大に落ちた自分を無力と思う者もいるようなものである。
実は、人間は自殺するようには出来ていない。よって、自殺とは「自らの命を絶つ」というよりは「無力な自分を殺す」ことなのである。
アイドルの後追い自殺も同じである。理想的な人間であるアイドルと比べたつまらない自分を殺したのである。アイドルが自殺した時にその偶像性が輝き、自分もあのようでありたいと思うのだ。

なぜそうなるのかというと、みんな思い当たるはずなのだ。人間は心の奥では自分を神のようなものと思っている。そこまでの自覚はなくても、誰でも「自分は特別だ」と思っているはずだ。どんなつまらない人間でも(つまらない人間とはという定義も難しいが)全く変わらない。
ところが、自分の無力を徹底的に思い知らされた時、この神である自分と現実の自分の違いに耐えられず心は分裂する。ここで、現実を無視して自分を高く高く持ち上げる誇大妄想になるくらいで済めば良いが、なまじ知的であるためにそれができない場合、神である自分を選択するには、現実の自分を殺すしかないのである。
自殺を考えたことがある者が、誇大妄想癖に陥り易いのはそのためである。みなさん、くれぐれも自殺を考えたことがある話はしないように・・・

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