« 今年は巨人が優勝する理由 | Main | ロマンスの起源は意外なもの »

2006.01.04

トム・クルーズの謎

英国エンパイア誌で、トム・クルーズが最も不愉快な俳優に選ばれたらしい。
なぜそうなるかといえば、彼が熱心に信仰する宗教であるサイエントロジーの教義を遠慮なく主張するからである。
私はサイエントロジーに関しては全く知らないが、その根本理念に「ダイアネティックス」があることは間違いないと思う。
この「ダイアネティックス」がなかなか興味深い。
「ダイアネティックス」はその完全な内容の書籍が販売されており、和訳はニューエラパブリケーションズジャパンから出版されている。600ページ以上もある分厚い本で、余程興味がなければ読み通せるものではないと思う。
尚、「ダイアネティックス」は宗教とは何の関係もない本で、人間の脳機能に関する科学的なものである。全世界で2000万部(!)が出版されており、この著者であるL.ロン.ハバートの著作は1億冊(!!)以上が出版されているらしい。教育に関する彼の著作はアマゾンジャパンの教育部門2位を記録したこともあり、教育界の権威方からも絶賛の評価が寄せられているなど、なかなかただものではない。

「ダイアネティックス」は上にも書いたように、大変に興味深いもので、私は何度も読んでみた。非常に好印象を持ったことは確かだが、その内容が正しいかどうかは私には確認のしようがなかった。
さて、トム・クルーズがバッシングされる理由の1つに、精神医学への露骨な批判がある。彼によれば精神医学は全くデタラメであるということだが、それを聞いて「ダイアネティックス」に詳しい私は、彼がそう思うのはうなづけるだけにおかしい。
確かに、「ダイアネティックス」の立場からは精神医学は全く下等なものとなるかもしれない。いや、精神医学なんて、その専門家どうしでも意見が全く異なったり、お互いを激しく批判することも珍しくはないので、このことそのものはさしたることはないと思うのだが・・・。
問題はやはり、精神医学の専門家でもないトムが、あまりに自信たっぷりに精神医学を否定し、自分が正しいことを知っていると断言することだろう。
ただ、いくらバッシングを受けても、彼の映画俳優としての仕事には何の支障もなく、同時に「至上最高の俳優」に選出されてもいる。「ダイアネティックス」は精神病を含む医療のかなりの範囲で極めて効果的であるとされ、それだけでなく、人間の能力を最大にするもので、知能指数などは打ち上げ花火のように向上させると保証されている。トム・クルーズや、サイエントロジー入信後のジョン・トラボルタの復活振りを見ても信憑性がないとは言えないが、私は入信するつもりはない。
入信し、人間としての最高の状態(「クリアー」と呼ばれる)になるには、相当な金額(数百万とも聞く)が必要と何かの本で読んだこともある。「ダイアネティックス」には、この本1冊と1人のパートナーがいれば他に何もいらないと書かれているのだが・・・(笑)。
試しに、「ダイアネティックス」を読んでみてはいかが?

|

« 今年は巨人が優勝する理由 | Main | ロマンスの起源は意外なもの »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference トム・クルーズの謎:

« 今年は巨人が優勝する理由 | Main | ロマンスの起源は意外なもの »