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2005.12.30

星の銀貨

グリム童話に「星の銀貨」という短いお話があります。
もともとのグリムが取材した時のメモ書きでは、ほんの数行のお話だったのですが、グリムが補足創作したものと思います。
自分自身、寝るところもなく、身に着けているものとひとかけらのパン以外何も持たない女の子が、飢えた人や着るものがない子供に自分が持っているものを全てあげてしまい、裸になってしまいます。

その後、天から彼女に服と多くの銀貨が与えられるのですが、お話があまりに短く、彼女の気持ちの動きもほとんど書かれていません。
最後の肌着をあげる時には、彼女は素直なので「もう夜だから誰にも見られない」とは思ったとありますが、正しくは、「そう思うことにした」だと思います。
そして、書かれてはいませんが、最後の肌着を脱いでから天が彼女に恵みを与えるまでどのくらい時間があったのかは分かりませんが、その間はやはり不安であったし、小さな物音に敏感に反応したに違いありません。

hoshinoginka

「星の銀貨」全文はこちら青空文庫「星の銀貨」(著者、翻訳者の著作権は切れており、ここで全文が読めます)

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