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2005.12.16

夢よりも強い力

松井、イチロー、中田といった今を輝くヒーローとは別に、実質的にはかつてのヒーローかもしれないが、カリスマ性を持った「魂のヒーロー」ともいうべき存在があるようだ。現在、庶民的にはその代表格みたいな存在がサッカーのカズと野球の清原だと思う。
そんな人物が言った言葉は記憶に残るものである。
かなり以前と思うが、清原がテレビCMで「自分を疑うんやない」と言ったのを憶えている。これは「自分を信じろ」と同じ意味であるが、では、「自分を信じる」とはどういうことか?それが分からないために、人類の大半が苦難し、凡人に甘んじている。
自分を信じるとは言っても、試験では勉強不足では良い成績を取れないし、スポーツでも実力とかけ離れた凄い成績が出るわけでもない(稀にはあるようだが)。いくら自分を信じて愛の告白をしても、相手の好みに合わないからほぼ望みはない。
「自分を信じる」というのは、乱用される割には意味が分からないし、ありがたみも薄い・・・。
しかし、最近この人ばかり引用して申し訳ないが、コリン・ウィルソンの自伝「コリン・ウィルソンのすべて」に素晴らしいヒントがあった。
ウィルソンは、24歳で「アウトサイダー」が出版されるやいなや、半ば浮浪者の生活からいきなり名士となり、連日マスコミの取材を受け、大学等で講演し、有名人のパーティーに招待されるようになる。新聞では、ウィルソンを天才ともてはやす。しかし、ウィルソンは言う。自分はすでに10代の頃から自分を天才と信じて疑わなかったと。そして、シェイクスピアなどもあきらかにそうであったと。
つまり、「自分を信じる」「自分を疑わない」とは、自分が成功したい分野で、自分の才能が天才であることを信じて疑わないことである。それがないと、困難にぶつかった時に自分が破滅することを止めることはできないのである。

また、どんな才能でも、その芽はあるものであり、伸ばしていけるものらしい。
フレッド・アステアのような人物でも、歌、ダンス、演技すべてにおいて才能無しと専門家に評されたものである。
エジソンも死んだ後にデスクを調べると「私は天才である」と書かれたメモがあったらしい。

エジソンについて、「99パーセントの努力が大事である」とか「いや、1パーセントのひらめきがないとダメなんだ」とか言う人がいるが、最も大切なのは、彼が自分の天才を信じて疑わなかった、いや、「疑うことを自分にゆるさなかった」ことである。
脳機能的にいっても、人間である限りは天才の素質はあるものらしい。では、我々も密かに天才宣言でもいたしますか・・・。

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