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2005.11.11

美術教育の矛盾

なんのために美術教育をするのかというと、絵を描くことが「自分にもできる」という自信と勇気を与えるためのものでなければならないのではないだろうか?
ところが、ほとんどの人が美術教育により、かえって絵を描くことへの自信も勇気も失くし、強い苦手意識を持つことになる。
仮にボウリングやお菓子作りを学校の正式科目で教えるとしても、これらについて苦手意識を植え付けるとしたら問題である。もし、絵を描くということが、人間にとって重要な意味を持つ行為であるとしたら、当然はるかに大問題である。

これは、相対評価(集団の中での順位)か絶対評価(設定した目標への到達度)かにしろ、評価が非常に難しい美術というものが学校教育の中に存在する矛盾かもしれない。つまり、集団の中で何番か、あるいは、目標とするレベルの何パーセントまで到達しているかを評価するのは教師の主観でしかないわけである。
変な話だが、望ましい評価とは、その生徒が、絵を描くということに対し、どのくらい自信と勇気を持てたかであり、試験は心理学者に行ってもらうか、嘘発見器でも使うしかない。
美術教育が重要であるなら、学校まかせにしておいて良いものかは疑問である。

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