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2005.11.05

これからの芸術

今後ますます、ある時期まで芸術と無縁で生きてきた者によって制作された芸術作品が評価されるようになると思う。
中年過ぎてから画家に転向して優れた作品を残したといえば、ゴーギャンやアンリ・ルソーが有名だが、他にも沢山いる。岡本太郎は、自分のところに取材に来た記者が有名な画家になった例を話しているが、べつに不思議な話ではないという。
本当は、芸術的才能を有し、実社会で鍛えられて精神を発達させ、画家になれば良い作品を残したかもしれない人は沢山いるが、これまでは彼らが絵を始める敷居が高かった。
画材そのものは、ピンキリまであるとしても、購入そのものは問題ないであろう。そして、余裕ある経済力も精神性を培ったひとつの証であろう。
しかし、家庭の中に画材を持ち込むことは意外に困難である。特に日本では、キャンバスを広げる面積そのものが確保しにくいかもしれないし、イーゼルも普段は邪魔になる。そして、パレットを洗ったり、絵の具を常に補充する煩わしさもある。
しかし、いまやパソコンで絵が描けるようになったが、これが画材として、紙や筆に劣ることは全くなく、むしろ優る面が多い。デジタルのキャンバスや絵の具も無限である。当面は正統派の画家からは、筆や紙や鉛筆でないと真の技能は身に付かないという意見も聞くだろうが、後の世ではそんな意見がかえって滑稽となるかもしれない(確定ではないが)。
後は、実社会で様々な経験を積んだ者が絵に取り組んでくれるようになれば良い。その際、決して画家に絵を教わってはいけないと思う。その理由はこれまでにも書いたし、今後も書くつもりだ。
才能がなくても本人にとってのメリットは実に大きいし、才能があれば絵一筋できた画家に技能では劣っても優れた作品を作るだろうと思う。

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