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2005.11.16

絵画の価値とは

絵画を含めた芸術品に絶対的価値というものは絶対にない。
「モナ・リザ」であろうが「ゲルニカ」であろうが、価値を全く認めない人もいるが、かといってそれらの者がおかしいわけでも美的感覚が劣るわけでもない。
こう書いていて、ふと「荘子」を思い出す。人間の中では絶世の美女と呼ばれる者でも、魚はその顔を見れば逃げ出す。生き物によって好んで食べるものは全く違う。しかし、それらの美的感覚や嗜好に優劣がつけられようか・・・とある。もちろん比喩的に書いてあるが、言わんとすることは分かる。

いや、ひょっとしたら、「モナ・リザ」が名画だというのは、地球人の思想をコントロールすることを目的とする宇宙人による洗脳かもしれない。実際、私は「モナ・リザ」が良いと思ったことは全くない。

私は池田満寿夫さんが好きだが、彼の受賞歴には何の興味もない。なんせ、私は彼の絵が良いと思ったことはない。
池田さんは気に入った言葉らしいが、「陰毛のような」線で描かれたあの絵のどこが良いというのか?
しかし、池田満寿夫さんの本を読んでいて、彼自身が好きになった。よって、彼の絵を見ても楽しいということはあるし、実際、池田満寿夫さんの豪華な画集を沢山持っている。
そういうわけで、どんな賞を取った絵だとか画家であるとかいったことは私の価値観に何の意味も持たない。
だが、こういった感覚は案外良いかもしれない。ピカソも「絵が重要なんじゃなくて、画家が何者であるかが重要なんだ」と言っていたらしい。

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