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2005.11.25

学校での美術教育は必要か

学校での美術教育はない方が望ましいかもしれない。その合理的な1つの理由を述べる。
それは、学校で美術教育があったとして、良い美術教育を受けられるかどうかは生徒の運次第であるという動かしがたい事実があるからである。
確かに良い美術教育サービスを行える優れた教師もいるかもしれない。しかし、そんな教師に当たる保障は全くない。逆に、悪しき美術教育を受け、美術に対する致命的な悪影響を刻み込まれる可能性を免れることすら運次第で、運が悪ければ諦めるしかないのである(美術教育に限らないのだが)。

このことは、公教育の根本的な欠陥と思える。
教育とはサービスである。そして、正しいサービスとは、どこで誰にサービスを受けても同等の品質のサービスを受けられることである。医療サービスであれば、どの病院で受けても、水準以上の適切な治療が受けられる。自動車の修理でも、どのトヨタ店でも同じサービスが受けられる。
公教育にはこれが全くないように思える。しかし、優良な学習塾ではこれを当然として達成に近付いているように思う。そして、父兄の学習指導に対する信頼は、塾が学校を大きく上回るという調査結果を新聞で見たが、当然と思う。また、あくまで学習塾の業界団体の調査であるらしいが、子供の評価も塾が学校に対して圧倒的である。
・・・と、ここまで書いておいて、気になったので「塾 公教育」でサーチしてみた。すると、 リソー教育の岩佐実次会長が「教育とはサービス業である」と言ったらしい。しかし、これが当たり前の発想であろう。
リソー教育の成長は驚異的である。塾は教育サービスが悪いと生徒は来ない。ここが黙っていても目の前に生徒がいると思っている学校との違いであり、学校が塾にかなうはずがない理由である。
また、優れた塾で、受験指導・学習指導とは別に、人間教育を行うところも現れ始め、すでに高い評価を得ている塾もある。美術教育も学習塾に期待したいと思う。そして、学校への予算を塾に回し、生徒の負担減となれば理想的と思う。

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Comments

最良の師との出逢いは,人生にとって最高の喜びでしょう。私は,そんな恩師がいます。幸せだと思います。
現在の学校教育は,学習指導要領が基準になっていますが,それを指導するのは教師です。よく「教育は人なり」と言います。子どもたちにとっての教育とは,学校教育のみならず,家庭教育,社会教育…などがあります。子どもたちは,大人から多くのことを学びます。
Kayさんの言われることは,知識や技法に偏っているように思えます。塾とは,受験産業の産物ではないでしょうか? 塾が,分け隔てなく,子どもたちの健やかな成長を願っているとは思えません。
「教育とはサービス」なんて,本当にそう思っているのですか? 本当のサービスって何ですか? 「黙っていても目の前に生徒がいる…」と言われますが,だからこそ,大変なのです。学校は,多種多様な方々のニーズに応えなければならないのです。そこに,本当のサービスがあるのです。
すべての子どもたち(幼稚園・小学校・中学校・養護学校・盲学校・聾学校などの子どもたち)の図工・美術教育を,本当に「塾」だけでできますか?

Posted by: yujiart | 2005.11.25 11:19 PM

yujiartさん、コメントありがとうございます。
ところで、yujiartさんの最初の2つのコメントを送信間違いではないかと思い削除しましたが、yujiartさんの意図しない結果になっていましたら申し訳ありません。

>塾とは,受験産業の産物ではないでしょうか? 塾が,分け隔てなく,子どもたちの健やかな成長を願っているとは思えません。

これは、塾だから学校だからという問題ではありません。
yujiartさんの塾の認識は古い、あるいは偏見があるようです。
塾にも、子供達の将来や教育を真剣に考える素晴らしい経営者や先生が沢山います。
それはもう、一般的に十分に認識されています。

>「教育とはサービス」なんて,本当にそう思っているのですか?

100%そう思っています。サービスについてもっとよく考える経験や機会が貴方にあることを期待します。
・・・と、恐縮ですが、貴方の文章に矛盾があるような気がします。あなたも、教育はサービスだと断言なさっていますね。ただ、言われていることは分かります。
それとも、「教育」という範囲の広い言葉を定義しないと話が通じないかもしれません。

>すべての子どもたち(幼稚園・小学校・中学校・養護学校・盲学校・聾学校などの子どもたち)の図工・美術教育を,本当に「塾」だけでできますか?

ちょっと極端論過ぎませんか?
私は、小中高の全ての美術教育を全部いますぐ塾にやらせろなんて言っておりません。

Posted by: Kay | 2005.11.26 12:40 AM

お返事ありがとうございます。Kayさんの考えを否定するつもりはありません。考えの違いから,学ぶことも自分自身にとって大切なことだと思っています。文才もないため,矛盾だらけの文章ですみません。

・学習,そろばん,ピアノ,絵画,水泳,家庭教師…など,さまざまな塾があり,経営方針は一言で語れません。少子化も影響し,教育が大きな市場になってきています。全く否定するつもりもなく,不必要論を言っているのではありません。確かに,私は古い考えかも知れません。

・いじめ,不登校,校内暴力,学級崩壊などで,教師たちは悩み続けています。教師は,学級経営に疲れている現状があります。たとえば,目の前に,授業妨害(暴れる,いなくなる…などさまざま)をする子がいても,授業を続けなければならないのです。塾とは違って,全ての子に「教育を受ける権利」があるからです。極論ではありません。これが,日常なのです。

・現在,次期学習指導要領について,中教審で話し合われています。「音楽や図工美術や書写を選択教科にする。」という意見もあります。以前には,「芸能教科(音楽や図工美術など)を『表現科』として再編成する」という考えもありました。何を増やそうというのでしょうか?

子どもたちの教育をつくることは,私たちの未来をつくることにつながります。大切なだけに,問題もたくさんあります。学校で美術教育が必要か?それはYESです。知徳体のバランスのとれた人間を育てなければなりません。

「図工美術教育の大切さを訴える」(http://zoukeidaij.exblog.jp/)というブログを,ぜひぜひご覧下さい。さまざな方たちが,その必要性を語っています。

Posted by: yujiart | 2005.11.26 07:10 AM

Posted by: yujiart | 2005.11.26 07:22 AM

ご返事を書いたのですが、どうも辛辣な内容になってしまい、掲載をやめようと思いました。
しかし、せっかく長い文章を書いてくれたのに返事しないのも失礼ですし、「ご意見ありがとう」の一言で済ませてもやはり失礼と思います。
私とて、人の気分を害すようなことを書きたいわけではありませんし、たとえ正しくても、伝え方が悪ければ受け入れられないとは思います。ましてや、yujiartさんは人間的に素晴らしい真面目な先生と思われますので、さらに表現に工夫と配慮をしたいと思いました。
しかし、やはり私の能力不足はいかんともしがたいです。で、簡単に書きますので、気に入らなければ聞き流して欲しいと思います。

>教師は,学級経営に疲れている現状があります。

苦労のない職業はありません。

>子どもたちの教育をつくることは,私たちの未来をつくることにつながります。

全くそのとおりです。
しかし、学校に対しては、「壊して欲しくない。プラスは期待しないがマイナスだけはやめて欲しい」というのが世論かもしれませんし、私の本音はそうです。

>知徳体のバランスのとれた人間を育てなければなりません。

学校に期待しているのは、そんなことではなく「反省」なんですよ。それが現実です。

Posted by: Kay | 2005.11.26 11:43 AM

Kayさん、yujiartさん、こんばんわ。
はじめまして、ナインと申します。
面白そうな議題なので僕も参加させていただけたらと思います。
Kayさんの問題提起は過激ではありますが、
なかなか興味深いと思います。

>>Kayさん
僕が一番気になった点は「優良な学習塾」に通うには、
親に一定以上の収入がなければ難しいのではないかということです。
塾に通わせるだけの収入がない家庭の子供は、
美術に出会う機会を奪われるのではないでしょうか。
過去の書き込みを拝見すると、美術教育のことを熱心に書かれているので、
おそらくこの辺りのことも考えてらっしゃるとは思うのですが、
補足としてお聞かせねがえれば嬉しいです。

>>yujiartさん
「教育はサービスではない」ということについて、
yujiartさんに同意します。
教師側から見てサービスというのならそれも一つの考え方と思うのですが、
教育を受けるものとして、サービスとして提供されたものが、
本当の意味で自分の血肉になるかと考えると少なくとも僕にとってはNOです。
どちらかというと挫折や妬み、屈辱など、
ネガティブな感情から修得したものの方が仕事も含め実生活に役立っているからです。

Posted by: ナイン | 2005.11.26 11:44 PM

ナインさん、はじめまして。

>塾に通わせるだけの収入がない家庭の子供は、
>美術に出会う機会を奪われるのではないでしょうか。

yujiartさんにも申し上げましたが、あまり極端に考えないで下さい。
いますぐ学校の美術教育を全部塾にやらせろとか、塾しか美術教育の可能性がないと言っているわけではありません。そうではなく、塾で従来の学習指導以外の人間教育を行うところが現れ、その評価が非常に高いものもあり、それなら美術教育に取り組むところが出れば期待できるかもしれないという、1つの可能性を述べたまでです。そして、もし本当に良いなら、父兄の負担にならないよう、国が補助するなどが検討されれば良いという意味のことを書きました。

いずれにせよ、簡単な問題ではないことは確かです。
Webを利用して美術教育の重要さを訴える先生方は、真面目な良い先生であるに違いありません。しかし、その想いが達成された時に得をするのは不真面目な先生かもしれません。
私とて、根本的には真面目な先生方の味方です。ただ、先生方にもっと大人の知恵が欲しいなと思うことはあります。

Posted by: Kay | 2005.11.27 01:52 AM

Kayさん、お返事ありがとうございます。
なる程、何事も徐々にですね。同意です。

>優良な学習塾ではこれを当然として達成に近付いているように思う。
Kayさんがご存知の学習塾では、
具体的にどのような美術教育メソッドを実践しているのでしょうか?
僕も今の学校教育には疑問を持っているので、
どんなことをしているのか本当に興味があります。
お忙しいとは思いますが、お返事お待ちしております。

Posted by: ナイン | 2005.11.27 02:21 AM

Kayさん、こちらへの書き込みは初めてです。お邪魔します。
yujiartさん、ナインさん、初めまして、興味深く読ませて頂きました。
「サービス」という言葉の定義も難しく、各人の認識に差異があるのかもしれませんが、少なくとも僕は「医療サービスであれば、どの病院で受けても、水準以上の適切な治療が受けられる。自動車の修理でも、どのトヨタ店でも同じサービスが受けられる。」という点について自分の経験から同意できません。
病院にも自動車ディーラーにも、そのサービス体制、能力に差があります。また、患者にとってユーザーにとっても、合う病院、合わない病院があります。

Kayさんは、美術教育や学習塾に対してかなり突っ込んだ私見を述べられていますが、ご自身は教育に携わったり、学習塾で教えられたご経験があるのでしょうか。コメントを見ている限り、そういった経験がなく、想像で話をされているように感じます。いかがでしょうか?
もし間違いであったなら申し訳ありません。

Posted by: corvo | 2005.11.28 01:38 PM

★ナインさんへ

>Kayさんがご存知の学習塾では、
>具体的にどのような美術教育メソッドを実践しているのでしょうか?

いえ、それは私の話の趣旨ではありません。
学習指導以外にも優れた人間教育を実践している塾がありますので、その優れた教育理念・研究および実践ノウハウでもって、良い美術教育を行うことができる可能性があるのではと発言したつもりです。
現実に知らないわけでもありませんが、申し訳ないですが、いまは話題にするつもりはありません。


★corvoさんへ

>Kayさんは、美術教育や学習塾に対してかなり突っ込んだ私見を述べられていますが、ご自身は教育に携わったり、学習塾で教えられたご経験があるのでしょうか。コメントを見ている限り、そういった経験がなく、想像で話をされているように感じます。いかがでしょうか?

ないとすっとぼけておきましょうか(笑)。
ただ、私はあくまで一般の立場で発言しています。大多数である、教育界の外側の人達が考えやすいようにという思いもあるからです。
小中学生のお子さんを持つ一般の父兄は、恐くて学校や教育に意見を言うことができないという点は絶対的にありますが、私程度には言うことができるようになるべきと思いますし、そうなるのではないかと思います。
教育も大きな改革の兆しが見えてきています。学校が塾に指導を仰いだり、教育特区のような新しい教育の場も登場しています。教員に指導力検定を課し、客観的に評価する必要性も理解されてきています。まだまだ問題は多いですが、良い方向に進むことを願っています。

ご質問の件、本当に知りたいのであれば、メールのやりとりでもしながら人間関係ができる中で徐々にお話することはあるかもしれませんが、お互いメリットないですよね(笑)。

>もし間違いであったなら申し訳ありません。

いえ、どういたしまして。
いずれにせよ、お互い、想像で相手のことをああだこうだ書くのはやめようではありませんか?もちろん、良いことであれば構わないと思いますが。

Posted by: Kay | 2005.11.28 06:08 PM

こんばんわ。
Kayさんがおっしゃる達成に近付きつつある
塾での教育モデルというものに大変興味があったのですが、
お答えいただけないのは残念です。
学校教育のカウンターパートとしてどういうものがあるのかという観点から、
是非つづきを書いてください。
出来れば具体的な実例を交えてお話されると僕をはじめ、
美術教育の現状をよく知らないものにはわかりやすいと思います。

>>corvoさん
はじめまして。
そういうcorvoさんは学習塾かなにかで教えた経験があるのでしょうか。
Kayさんにもお尋ねしましたが、
もし、実際にお話出来る経験をお持ちでしたら、
興味があるのでお聞かせ願えないでしょうか?
Kayさんにも断られたしこういうことはあまり聞かない方がいいのでしょうか。

Posted by: ナイン | 2005.11.29 02:57 AM

ナインさんへ

美術教育に関しては継続して掲載していくつもりです。

そして、corvoさんについてですが、是非、corvoさんのブログをご訪問下さい。
そうすれば分かりますが、corvoさんは素晴らしい画家で、高校の客員の美術講師もしておられます。
私もcorvoさんの本を持っておりますが、恐竜の復元画などで興味深いお仕事をされておられ、ブログやWebサイトでいろいろ面白いものを見ることができます。
美術教育に関しても経験を交え、詳しく語っておられますよ。

Posted by: Kay | 2005.11.29 06:52 AM

Kayさん、お返事ありがとうございます。
また、ご紹介ありがとうございます。

>ナインさん
初めまして、ナインさんご自身は美術には何か関係されているのですか?
僕は学習塾での経験はないのですが、高校の美術の非常勤講師を数年やっています。
僕は学校教育に美術が必要であるという考えですので、Kayさんがそれに代わるアイデアや経験をお持ちであるならば、是非お聞きしたいと思っているところです。
僕自身は学習塾で美術を教えることを、うまくイメージすることができません。それ以上に学校教育での芸術の授業を充実させるべきだと思っています。以前のコメントでナインさんがご指摘のように、経済的な理由で、授業を受けられる子供と受けられない子供が出てきてしまいます。
ナインさんは、何か学校の美術教育についてアイデアはありますか?
僕の経験した美術教育に関しては、自分のblogで紹介しています。
http://www.studio-corvo.com/blog/karasu/archives/2005/10/post_71.html
上記のエントリーではKayさんも「けい」というHNでコメントを書き込みされています。
ここでも書き込みに対して、こちらから質問をだしたのですが、いまだにちゃんとお答えいただいていないですね。
お時間ありましたら、遊びに来てください。

Posted by: corvo | 2005.11.29 09:53 AM

ブログ拝見しました。
corvoさんの方でも美術教育に関する話題が盛んですね。

>初めまして、ナインさんご自身は美術には何か関係されているのですか?
僕自身は直接なにかをするわけではありませんが、
仕事で美術に関わることがあります。
その影響なのか最近は趣味は美術館巡り(笑)といっていいほど毎週のように美術館に通っています。
最近は上野の森へ「シグマール・ポルケ」を観に行きました。
日本におけるドイツ100年ということで今、日本ではドイツの作家の展覧会が多いですね。
僕はドイツの作家ではゲルハルト・リヒターやホルスト・ヤンセンなどが好きです。
最近の人ではロレッタ・ルクスなんかも少し面白そうです。
ポルケやリヒターを引き合いに出すまでもなく、
コンセプチュアルな面でもプレゼンテーションの面でも完成度の高い作家が多いですねドイツは。
Kayさんやcorvoさんはドイツの作家で好きな人はいますか?

>ナインさんは、何か学校の美術教育についてアイデアはありますか?
美術教育とは少し離れるかもしれませんが、
既存の博物館や動物園、水族館などの既にあるコンテンツつなげて、
複合的な学習パッケージを提供するようなシステムづくりが出来ないものかと思います。
新たに一からなにかを作るというのは今の日本の現状では(特に経済面で)、
リアリティがないように感じるのです。
公共施設に優良なコンテンツが豊富にあるのに、
それを活かす為のコンテクストが不足しているように思います。
これからの時代それを行うのは行政でも営利団体(会社法人)でもなく、
NGOやLLPのようなゆるやかな集合体ではないかと考えています。

Posted by: ナイン | 2005.11.30 02:16 AM

ナインさん、blog拝見いただきありがとうございます。
ドイツの作家ですか、僕も好きな作家、作品が多いです。
ポルケはそれほどちゃんと見たことがないので、あまりコメントできません。
上野の森の展覧会は友人に誘われたのですが、ちょうどタイミングが悪く見に行くことができませんでした。
好きな作家の名前をあげていくと、ヨーゼフ・ボイス、アンゼルム・キーファー、ホルスト・ヤンセン、パウル・ヴァンダーリッヒなど。ちょっとドイツから外れますが、ウィーン幻想派の作家たちも好きです。少し時代を遡るとオットー・ディックスもいいですね。さらに古くなると、アルブレヒト・デューラー、マティアス・グリュネヴァルトが大好きです。
徹底的に描写する伝統が、僕の体質にあっているのかもしれません。

美術教育についてのアイデア、現実に即したお話で興味深いです。
僕も博物館で仕事をすることが多く、また子供向けに講座を開くこともあります。今のところ希望者だけにしか講座をおこなっていませんが、学校のカリキュラムとして組み込むことで、より科学の世界に目を向けてもらうことが出来るようになると思います。
学習塾で芸術教科を学ぶということは、結局学校から学習塾へ空間が移動しただけで、あまりドラスティックな変化は望めない気がします。しかも親の負担は大きくなる。

早くKayさんの具体的な提案を聞きたいところです。

Posted by: corvo | 2005.11.30 10:15 AM

キーファーは昔大きな展覧会を見たことがあります。
僕はちょっと苦手ですが、パール・ウンダーリッヒは独特の色気のようなものがありますね。
有名なデューラーやグリューネヴァルトの方がよく知りません。勉強不足ですね。

>美術教育についてのアイデア、現実に即したお話で興味深いです。
いえ、僕の話は理想論で全く現実に即していません。
ただ公共の施設にあるコンテンツは上手く使いこなせていないと常々考えていました。

>学習塾で芸術教科を学ぶということは、結局学校から学習塾へ空間が移動しただけで、あまりドラスティックな変化は望めない気がします。
そんなことはないのではないでしょうか。
少なくとも僕は学習塾の現状をしらないので、
(勿論、学校の現状も知りません)
憶測でそういうことを言うのは危険だと思っています。
だからこそ、そのあたりのことをKayさんに教えていただきたいです。

>早くKayさんの具体的な提案を聞きたいところです。
それは同感ですね。ご意見おまちしてます。

Posted by: ナイン | 2005.12.01 03:05 AM

皆さんこちらでは初めてです。ニセコ在住の野外教育の一応プロといった仕事しています。先日から拝見しておりました。
私自身前例踏襲型の教育の現場のあり方には極論を持って反対です。kay様のおっしゃる義務教育内での美術教育は必要かという呼びかけに対しては、私の個人的見解で現況を大幅に改変する事が文部省に出来ないのであれば公務員による義務教育を撤廃し、民営化の道に進んで頂きたいと願っております。将来的にはそのような事が実践される日もある事があるでしょうが、今は与えられた現況の中、民と官の連携に依る義務教育の見直しに牛歩ながら前例をひとつひとつ積み重ねる所です。将来民間教育機関へ文部大臣ポストが空いた際に選択の候補程度にはなりたいものですね!(笑い)
今後とも宜しく願います。サラリーマンに何が出来るんだ!と言う叫びは僕の心の奥底にはありますが、認める心も持ち合わせております。ただただ、極論を声だかに叫ぶには時早々と太公望がごとく日々爪を研いでいます。
当サイトにも遊びにきて下さい!

Posted by: YODA | 2005.12.01 03:10 AM

はじめまして、YODAさん
興味深く拝読しました。
いろいろな人のいろいろな意見が聞けるのは楽しいですね。
入れ違いになってしまいましたが、yujiartさんのお話も聞きたかったです。
ではでは、また覗きにきます。

Posted by: ナイン | 2005.12.01 03:17 AM

★YODAさん

YODAさん、はじめまして。
ブログも拝見させていただきました。素晴らしいですね。パッションと共に実際的な知性や経験を感じます。血の通った教育を目指しておられることが伝わってくるようです。
「教職というものは招集制に」というのは大賛成です。少なくとも、免許制度なんてばかなものは無くすべきですね。優れた教師の資質があっても免許ないと教壇に立たせないなんておかしいです。「免許のない先生で不安はないか?」と聞かれたら、「免許持ってる先生の方が不安」というのが本音です。
たとえば、最低5年以上の社会経験を持ち、社会的実績の認められることが教員の条件にしても良いと考えます。

「教育は民間に」も賛成です。私塾では塾の業界団体が自主的に塾を評価する明解な基準を作成し、自信のある塾は情報を公開して格付けを受けています。そういうものがないと安心できないのは当然と思います。
もちろん、公教育でも、指導力不足教員の認定制度がありますが、まだまだ甘いと思います。それでも、毎年認定教員の数が増えます。いままさに、指導力不足の教員が教壇に立っているわけですね。

YODAさんのブログ、今後も楽しみにしております。

★ナインさん、corvoさん

ドイツの画家・・・全く存じません(笑)。
今後は、興味の範囲を広げていくとは思いますが、今は本当に少しのことしか知りません。

教育の具体案は、既に、ここでの話題の趣旨でないと申し上げた通りです。これは、個人がどう思うという問題でもありませんので。また、可能性としては、ビジネス上の理由で申し上げるわけにはいかないというのがあるかもしれませんね(笑)。

Posted by: Kay | 2005.12.01 05:55 PM

早々にコメントありがとう!
随分深い所まで読んでくれたようで嬉しく思っております。本当に今回情熱のある公務員も居るのだと感心しましたが!戦略方法を持たなければその情熱も竹槍で戦闘機に挑むようなもだなと感じてしまいました。
免許を持っているから公務員だから良い人だと判断される方がまだまだ多いようです。そしてNPOだから良いという下りは完全に間違いです。僕自身、川のNPOとしては有名なNPOしりべつリーバーネットを動かせる人間で、毎月大勢のNPOを作りたいという方の視察に対し説明させてもらっていますが、止めたほうが良いよとしか言えません!野外教育もNPOの中で最初は運営していましたが、弊害がありすぎて個人運営に切り替えました。ボランティアとして7箇所のNPOの野外教育プログラムを作成していますが、民間でも公でも無いスタンスの曖昧さを感じ、運営する人も素人ボランティアの無責任集合体で良いプログラムをもちいても、運営側に余裕が無くプログラム絶対型で応用に欠け満足出来るものではありません。プロに依るボランティアを毛嫌いする団体も多く残念です。まあ僕から言わせればNPOの多くは行政に巧く使われたママゴト団体に他なりません。かと言っても僕は中から改善したいと思うのでNPOへの介入を止めはしませんがね!
実際素人ボランティアのおかげで仕事の多くも失ったのも事実です。

Posted by: YODA | 2005.12.01 09:16 PM

Kayさん、皆さん、はじめまして。
 少し前から読ませていただいていました。面白い問題提起だと思います。また、Kayさんのblogは芸術を基点に、様々な問題提起をしておられ、考えさせられるものが多くためになります。とても面白いです。
 ちょっと自信がなくて書き込めなかったのですが、せっかくの問題提起が終わってしまいそうな雰囲気だったので、終わる前に質問をさせて下さい。
 Kayさんは最初の記事で「美術教育は学校ではなく塾に」というような内容を書かれていたと思うのですが、「塾だから学校だからという問題ではない」などのコメント欄を読んでいるうちに、本当にKayさんが問題提起したかったのは、塾にするべき、という話題ではなくて現代の学校における美術教育への批判だったのではないかと感じ始めてきました。どちらにせよ、おもしろい問題提起だと思います。ただ、塾云々はただの具体例で、学校教育の批判が本題だったのか、芸術教育は塾で!というような画期的なアイディアが本題だったのか、どちらかわからなくなってきてしまったので、よければ教えて下さい。最初は塾云々の方だと思っていたのですが、コメント欄を読んでいるうちにどちらなのかわからなくなってきてしまって…。面倒だとは思いますが、よろしくお願いします。
これからも面白い話題、期待しています!

Posted by: 川村 | 2005.12.01 09:45 PM

川村さん、はじめまして。コメントありがとうございます。

川村さんご指摘のように、まずは学校への批判ありきです。これは間違いありません。

そして、ではどうするかというのは、実に微妙な問題なのです。
いま結論をだそうとか、こうすべきであるという極端論ではいけないことを再三申し上げたつもりです。
画期的なアイディアというものを語ることが趣旨では全くありません。そんなものが簡単にポンポン出るはずがありません。

塾については、何かを期待するに足る理由があることも申し上げました。
しかし、デリケートな問題なのです。
私の話の趣旨は、多くの人が考えなかったことを考え、問題を明るみに出し、可能性の幅を広げようということがまず第一です。
優れたアイディアを出せる方はきっといるでしょう。良いノウハウも存在します。すぐに実践可能なものもあるでしょう。しかし、そこにいたるまでの問題をさっさと片付けたいものだと思います。
いずれにせよ、ここでは、おいおい語っていくことにしたいと思います。塾だ、美術教育だと限定するより、もっと広い範囲でです。ネタは十分にありますので・・・。

Posted by: Kay | 2005.12.01 10:53 PM

kayさんのおっしゃるとおり、今後の展開がどうのアイデアの前に文部省を行政を国をどう首を縦に振らすかが問題であると感じます。

Posted by: YODA | 2005.12.02 01:08 AM

みなさんこんばんわ。なんだか人が増えてきたようでうれしいです。

>>Kayさん
なんか書き方が悪く誤解されたみたいですが、
画期的なアイデアを考えて欲しかっったわけではなく、
本当に学習塾で実践してる授業というものがどんなものか知らないので、
Kayさんの問題提起のソースをお聞きしたかっただけなんです
(勿論、いまKayさんが知ってる範囲で)。
ドイツじゃなくても最近どんな展覧会に行きましたか?
Kayさんがどんなものを見ているのか興味があります。
もし、よかったら教えてください。

>>YODAさん
素人ボランティアの弊害は実感としてよくわかります。
ボランティアを免罪符にすれば、
なにをしても許されるわけではないです。
以前、あるNGOと仕事をしたことがあるのですが、
契約内容以上のこと求められて困りました。
仕事として受けているわけですから、
なんでも無制限にできるはずないのに、
「やる気があったらできるはずだ」みたいなことを言われて唖然としました。

Posted by: ナイン | 2005.12.02 01:31 AM

やる気があればで通れば学問などいらないよね!(笑い)素人は簡単にやる気等と言うけど、長年プロとしてプライド持ってやってきた人を侮辱する言葉でもあるよね!本当に表現とは恐ろしい!

Posted by: YODA | 2005.12.02 02:03 AM

多くの人が考えなかったことを考え、問題を明るみに出すことは、とても効果的な問題提起ですよね。と、いうことは塾云々は極端論でああるからして、大して本気で塾の例をあげたわけではないということですかね?可能性の一つとおっしゃっていますが、ちょっと最初の記事だと可能性のうちの一つにも入らなそうですし・・・いや、もし違ったらすみません。というか違うように感じるのですよ。kayさんは「塾で従来の学習指導以外の人間教育を行うところが現れ、その評価が非常に高いものもある」とおっしゃってるんですから!可能性の一つとしては考えられているはずですよね。でもなぜ私が可能性の一つとも考えられないかというと…あぁ…私の塾に対する考え方が古いせいかもしれません。ちょっと古い人間なので、そのkayさんがおっしゃってるような人間教育までしてくれる塾を知らなかったもので…。今は素晴らしい塾もあるんですねぇ。

Posted by: 川村 | 2005.12.02 02:48 PM

素晴らしい塾があります。偏差値一辺倒ではもうやっていられないと思います。サピックスや日能研の取り組みは、トップレベルの小学教師がそのカリキュラムを絶賛する新聞記事もあります。
塾以外でも、教育特区の様々な取り組みや、ベティ・エドワーズのドローイング法を指導する美術スクールなど良いものがあり、影響しあって良い教育サービスが行われればと思います。

Posted by: Kay | 2005.12.02 04:06 PM

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