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2005.11.12

シュールレアリズム

シュールレアリズム(超現実主義)といえば、私はダリくらいしか知らなかったが、ダリの変人振りはいろんな分野の本で読んだ。シュールレアリストは変人なのだろうか?
シャガールにもシューレリスムの絵はあるし、横尾忠則のにもそう言ってよいのがあると思う。
最近、マグリットを知った。とにかくまともな絵なんて1枚もないような画家だ。
ただ、池田満寿夫がマグリットの絵の中に描かれた空を非常に気に入っていたようだ。たしかに、あまり複雑な塗り方でない(多くの場合は単純に塗ってある)、広い空間を占有したマグリットの空は心を引きつけられるように思う。
マグリットの絵を見ていると、オスカー・ワイルドの「人はあり得ないものは簡単に信じるが、あり得そうにないものは決して信じない」という言葉を思い出す。マグリットの絵は「決してあり得ないもの」である。
マグリットの「ピレネーの城」という絵は、海の上の大空に巨大な岩が浮かび、その上部に城がある。「天空の城ラピュタ」を思い出さざるをえないが、このアニメ映画が「ピレネーの城」を参考にしたという話は聞いたことがない(実際はどうか知らないが)。
「風の声」という、やはり大空に巨大なものと思われる3つの球体が浮かんだ絵は、まるでSFに出てくる宇宙人の宇宙船のようだし、「新世紀エヴァンゲリオン」に出てくる使徒のようでもある。
私はダリよりマグリットの方が好きである。ところで、横尾忠則さんの自伝に書かれていたが、横尾さんがダリに会った時、ダリに「僕の絵が好きかね?」と聞かれ、「はい、好きです」と「心にも無い返事をした」とあったのを面白く思い出す。ダリは横尾さんに「僕は君の絵が嫌いだね」と答えたそうだ。

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